第55回 ピンチはチャンス 学びの時間を

1.
「誰も死ぬことがなければ、我々は誰も生きられない。」
こんなことが書いてある雑な作りの張り紙が、ファースト・アベニュー中に貼ってある。最近ミッドタウンに行った人なら目にしたはずだ。ただの白黒の文字だけのポスターで、派手な字体は使っていない。背景も無地で、ホームページのアドレスも書かれていない。一行の文が、縦と横に何度も繰り返されているだけだ。

<コメント>最初の行は逆説的で面白いんですが、ちょっとストレートではなくなっているかも。wildは雑な作りとはちょっと違うかなあ。最後の「縦と横に何度も繰り返されている」というと、何か1枚の上にいくつも書いてあるような気がしますね。英語なので基本的には横。

2.
「永遠の命を手に入れると、みんな死ぬことになる」
1番街に沿ってずっとこんなすさまじいポスターが貼ってある。最近ミッドタウンに行った人なら見ただろう。シンプルな白黒のポスターだ。ただ字が書いてあるだけ。派手なフォントや背景のデザインはない。ホームページのアドレスも載っていない。繰り返し繰り返し、縦に横に、貼ってあるのはこの一文だけだ。

<コメント>一行目は、もう少しストレートじゃないかなあ。「一番街」の方がいいかな。「すさまじい」はちょっと違うかなあ。でも全体のトーンは悪くないですね。

3.
「不死が全人類を滅ぼす」
一番街に沿って張り巡らされた過激な掲示物。最近ミッドタウンに行ったなら、目にしているはずだ。地味な白黒のポスター。活字があるだけ。凝った書体でもないし、背景に意匠があるわけでもない。インターネットのアドレスもない。ただこの一文が行けども行けども、板囲いを縦横無尽に覆っている。

<コメント>kill us allだから、もう少し自分の側に持ってくるといいですね。「張り巡らす」は、「まわりを囲むように張る。全体をおおうようにくまなく張る。」なのでちょっとニュアンスが微妙に違うかも知れません。「縦横無尽」は、「自由自在。思う存分。」という意味なのでこれも微妙に違いますね。

4.
「不死によって我々全員が死ぬ」
一番街じゅうにこのメッセージの書かれたとんでもないポスターがある。ミッドタウンに最近行ったなら、見たはずだ。ただの白黒ポスターだ。文字だけの。凝った字体も背景のデザインもない。ウェブアドレスもない。あの一行のメッセージだけが書かれ、これでもかこれでもかというぐらい、広告掲示板のあちこちに貼られている。

<コメント>「とんでもない」というのはやっぱり価値判断になるので、ここでは避けたいかな。「広告掲示板」というと何かくどい感じもしますね。
<余談> そうですね、限りがあるから輝くものもあるのかも知れません。ユートピアはないのですね。

5.
「不死にみんな殺される」
そんなメッセージをのせた物騒なポスターが、一番街沿いに延々と貼ってある。最近ミッドタウンに行ったことがあれば見たはずだ。モノクロのシンプルな、文字だけのポスター。しゃれた文字フォントや背景デザインなどは見あたらない。ホームページのアドレスもない。書いてあるのはその一文だけで、ポスターの縦横に何度も繰り返してある。

<コメント>最初の行はいいですね。ニュアンスはちょっと違うけど、「物騒」は発想として悪くないですね。ポスターの縦横だと1枚に読めますよね。そうではなくて何枚もあるのです。
<余談> 文法書はイギリス・アメリカあまり気にせずに買ってます。基本的に読みたい(確認したい)のは、語彙とかではなくて、時制だったり、態だったりしますので。

6.
“不死が我々皆を殺す”
こう書かれたとっぴな貼り紙が、一番街に沿ってずっと貼ってある。最近ミッドタウンに来たなら目にしただろう。タイプされただけの、シンプルな白黒のポスターだ。背景に洒落た字体やデザインもない。ウェブアドレスも書いてない。ただその文章だけが繰り返し繰り返し、掲示板中に書いてあるのだ。

<コメント>「とっぴ」は悪くないかな。一行目がちょっとすーっと入ってこないんですね。「掲示板中に書いてある」というと直接書いてあるように読めるかも知れない。

7.
「永遠の命を得れば、我々は全滅だ」
そう書かれたビラが、一番通りの至るところに貼ってある。最近ミッドタウンへ行ったことがあるなら目にしているはずだ。白黒のシンプルなビラで、文字がタイプされているだけ。文字にも紙にも飾り気はなく、URLも書かれていない。ほかに言いたいことはないようで、通りにある掲示板はどれもその一文だけのビラで埋まっていた。

<コメント>うーん、「我々は全滅だ」はちょっと不自然な感じがしませんか? ウェブアドレスはそのままの方が良いと思います。「ほかに言いたいことはない」は少し行き過ぎかな。
<余談> URLとかall they sayとか、もう少していねいに。

8.
永遠が人間のいのちを滅ぼす
一番街のあらゆる所にこの主張が書かれたポスターがある。最近ミッドタウンに行ったなら、見たことがあるだろう。シンプルなモノクロのポスター。文字だけの。背景にはしゃれた感じの書体やデザインはない。もちろん、ウェブアドレスもない。そのたった一文のポスターが何枚も何枚も貼ってあった。

<コメント> 「永遠」はちょっと違うかな。ここでは「不死」ということははっきり出さないとだめですね。「主張」はピンと来るかなあ。後半はいい感じなのでちょっともったいない感じ。
<余談> 難しいですねえ。でもだから楽しいんですよ。

9.
「不死は人類全滅をもたらす」
と布告するポスターが1番街中に張り巡らされている。最近ミッドタウンに行ったのなら目に入ったはずだ。白黒の、いたってシンプルな活字のみのポスター。しゃれた字体やデザインも使わず、Webアドレスも記載していない。ただこの一行だけ、何度も何度も繰り返し、あらゆる壁面上で縦横に唱えている。

<コメント> 「人類全滅」はさすがにちょっと言葉としてリズムが悪いかな。1番街中ではなくて、1番街に沿ってですね。ウェブは縦書きを考えてやはりカタカナで。「壁面上で……唱える」は、ちょっとおかしいかな。

10.
「不老不死は 我々を 皆殺しに する」
ファースト・アヴェニューの通りに沿って、並んだ張り紙にはそうあった。最近ミッドタウンへ行く機会があったなら、あなたも目にしたことと思う。白地に文字が刷ってあるだけの、モノクロのポスターだ。凝った装飾やデザインなんかもない。ウェブアドレスすら載っていない。ただ、一行の文句だけを主張したそのポスターが、これでもかというくらい、縦横に貼りまくられていた。

<コメント>一行目、意味はそういう感じなんだけど、ちょっと違和感がありますね。「あなた」は避けたい。「白地かどうかは」わからないですね。単に白黒(カラーではない)ポスター。後半は悪くないです。もう少し正確に意味を取るように気をつけてください。。

11.
「みんな不死に殺される」
ファースト・アヴェニュー沿いにそういう物騒なポスターがずらっと貼られていた。最近ミッドタウンまで行ったことがある人なら見たことがあるだろう。白黒刷りの簡素なポスターだ。おしゃれな字体も、凝ったデザインの背景もない。ホームページのアドレスもない。あるのはその一行だけ。何枚も、何枚も続いている。その通り一帯を埋め尽くして。

<コメント> 意味としては悪くはないですね。ただ通り一帯を埋め尽くしているかどうかは分からない。ここに書いてあるのは壁には貼ってあるということだけです。「壁一面を」だったらよかったかな。
<余談> 寒いですね。本の書き出しだからなかなか難しいです。

12.
「不老不死はわれわれを破滅させる。」
突飛な張り紙が1番街の端からあらゆるところに貼られている。ミッドタウンに今行けばあるはずだ。真っさらな白い紙に飾り気のない普通の黒字で印刷されている。ウェブサイトの表記もない。このたった一行の文章が、掲示板一面を覆い隠すように並べられている。

<コメント>ああ、一行目はなかなかいいですね。「ミッドタウンに」のところは完了形だから、それを活かした方がいいです。ただ白黒のポスターとしか書いてないですから、真っさらな白い紙は少しやりすぎ。細かい修正点はありますが、全体としては読みやすくて良いです。
<余談> 目標を設定はいいですね。とりあえず、まず読書の習慣を身につけるのが大切。1年50冊を目標にがんばってください。

13.
「不死は我々を皆殺しにする」
このメッセージが書かれたポスターが ファーストアベニュー中にべたべたと貼られていた。最近ミッドタウン に行ったことがあればお分かりだろう。白と黒のシンプルなポスターだ。活字だけ。気の利いたフォントも背景のデザインもない。サイトのアドレスもない。ただその単純なメッセージだけのポスターが、掲示板の隅から隅まで繰り返し貼られている。

<コメント>「皆殺し」にするは悪くはないんですが、ちょっと書き出しとしてはどうかな。全体のトーンは悪くはないです。

14.
「不死は私たちを皆殺しにする」
この言明を掲げたポスターが、一番街のいたるところにある。最近中心街に行ったことがあるなら、見たことがあるはずだ。シンプルなモノクロのポスター。文字がタイプしてあるだけだ。派手なフォントや背景の模様は一切ない。ウェブサイトのアドレスもない。ただこの一文だけが、何度も何度も、板塀の縦横にわたって一面に掲げられている。

<コメント> 「皆殺し」がちょと浮いている気がします。「言明」はちょっと言葉として硬すぎるかな。Midtownは大文字だから、固有名詞扱いにした方がいいですね。中心街は一般名詞に見えます。後半は悪くないんですが、もう少し文体に注意。
<余談> をを、よかったですね。とにかく、最初の3年間はいろいろなことがあってもとにかく辛抱。それから好奇心を持って、教えを請うことです。がんばって。

15.
「不死は人類を滅ぼす」
こんな文句が書かれたビラがファースト・アベニューの端から端までびっしり貼られている。最近ミッドタウンに行ったことがあれば目にしているだろう。簡素な白黒印刷。文字のみ。凝ったフォントやアートワークはなし。Webアドレスもなし。その一文だけがひたすら最初から最後まで繰り返されている。

<コメント>一行目は、これもありかなと思いました。ウェブはカタカナにしましょう。最初から最後はどこを指しているのかがちょっと分かりにくいかな。
<余談> 良かったですね。広告かどうかはちょっと微妙。明らかに(ストーリー上)反体制的な感じになっているので。

16.
『不死が我々を皆殺しにする』
こんな奇抜なメッセージのビラが、一番街に沿ってずらりと貼られている。最近ミッドタウンに行ったなら目にしただろう。シンプルな白黒のビラだ。文字だけ。しゃれた書体でもなければ模様もない。サイトのアドレスもない。その一文だけが建築現場の板囲いに、縦横ずらりと繰り返し貼ってあるのだ。

<コメント> 確かにkill xx allは「皆殺し」なんですが、そのままだとちょっとピンと来ないですね。ただそれ以外の部分はなかなか良い感じで仕上がっています。 <余談> 東京も今年は久しぶりに厳しい寒さです。霜は何年ぶりかなあ。ベランダの植物もだいぶ枯れました。

17.
「不死は我々に死をもたらすだろう」
こんな文句が書かれた奇抜なビラが一番街の通りに沿って貼ってある。つい最近、ミッドタウンを訪れていたなら目にしたことだろう。その貼り紙は白黒のシンプルなもので、活字だけが書かれている。飾り気のない書体に何も描かれていない背景。ウェブアドレスもない。ただその一文だけが、縦横無尽に看板の上で繰り返されている。

<コメント>一行目、この言い方だと予言風でちょっとインパクトが弱くなっていますね。縦横無尽はちょっと意味が違うんですね。
<余談> 当たり前だと思って使っている単語が、訳すとなると意外に難しいんですよ。ただそういう意識を持ったことはとても良いと思います。

18.
「永遠の命は私たちを残らず殺すだろう」
そう書かれた連続貼りポスターが、ファースト・アベニュー中に貼られている。最近ミッドタウンにいたなら、目にしているはずだ。地味な黒と白のポスターだ。ただ活字があるだけ。飾り気のあるフォントも使ってないし、背景に装飾もない。ウェブアドレスものってない。その一文が述べられているすべてだ。くり返しくり返し、広告板を縦横して。

<コメント>一行目は工夫は分かるんですが、やっぱり原文の持つストレートな感じがなくなってると思います。「連続貼りポスター」はちょっと違和感があるかな。「広告板を縦横」はちょっとわかりにくいかな。

19.
「不老長寿のせいで我々は全滅するだろう」
こんな文面の狂気じみたポスターが、ファーストアベニューじゅうにはりめぐらされている。最近ミッドタウンに行った人ならこのポスターを見たはずだ。それは一色刷りの文字だけのポスターで、文字の装飾や図柄もウエブ・アドレスもなくて、ただこの言葉だけを訴えている。それが何枚も何枚も広告板の至るところにはられているのである。

<コメント> 「不老長寿」だと死なないとは限らないかも。もう一工夫かな。「狂気じみた」ポスターなのに一言で一色刷というのは矛盾すると思います。「狂気じみた文面の」ならいいかな。「じゅう」は「中」。「ウエブ」は「ウェブ」。表記にもう少し注意。
<余談> 長命族(メトセラ)の悲劇のような小説はいろいろありますね。

20.
「不死は皆殺す」
最近ミッドタウンに行った人なら目にしたかもしれないが、このような文が1番街通り沿いじゅうに乱雑にはりつけられている。単なる白黒のビラで、ただそれがタイプされているだけだ。手の込んだ字体や背景の装飾などないし、メールアドレスもない。広告板のいたるところにベタベタとはりつけられたこの1文だけが、言いたいことすべてなのだ。

<コメント> それなら「不死は皆を殺す」かな。「言いたいこと」だとall they want to sayになりそう。ここではただそう書いてあるというニュアンスです。もう一息。

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