AIが手話表現を認識する手話学習ゲーム公開 手話の自動翻訳モデル開発をめざす

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AIが手話表現を認識する手話学習ゲーム公開 手話の自動翻訳モデル開発をめざす

カメラが手話を自動認識
日本財団(東京都港区)は、香港中文大学と共同で、「手話」や「ろう者」理解の促進を目指し、Googleおよび関西学院大学の協力のもと、AIが手話表現を認識する手話学習ゲーム「手話タウン」のベータ版を公開した。

「手話タウン」は、学習者が学んだ手話をパソコンのカメラの前で表現すると、その手話表現が学習できたかをAI(人工知能)技術で確認することができる手話学習ゲーム。手話が公用語の架空の町を舞台に、手話を駆使しながらアイテムを集めていくという内容で、言語は英語・日本語・中国語(繁体字)から選ぶことができ、学ぶ手話言語は日本手話と香港手話から選ぶことができる。

同プロジェクトでは、一般的に普及しているパソコンやスマートフォンのカメラを用いて、手話による自然な会話を認識し、音声言語に変換できる自動翻訳モデルの開発をめざしている。今回公開した手話タウンはプロジェクトの中間成果物に当たり、ゲームの基盤となっている手話認識技術のソースコードはオープンソースとして無償で公開されている。
(2021年5月24日)

●「手話タウン」ベータ版
https://signtown.org

■詳細
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000204.000025872.html