こんな学校です!

さまざまな翻訳市場の中でも需要の高いジャンルの実務翻訳プログラムを、東京・大阪の2校で開設する伝統ある翻訳スクール。所定コース修了生には、提携翻訳会社から提供されるトライアルを実施。また、トライアル合格の在校生・修了生に翻訳関連の仕事を紹介するなど、キャリアサポートも充実している。

受講生インタビュー

メディカル翻訳 初級・上級コース 修了生 三嶋紀子さん(みしま・のりこ) 神戸市外国語大学中国学科卒業後、自動車メーカー、貿易商社などで勤務。子育てが落ち着いた頃から仕事を再開し、語学学校の講師を経て塗料メーカーで社内翻訳者として5年勤めた後、フリーランスに転向。2009年頃から翻訳の勉強を始め、2016年4月よりILC国際語学センター大阪 校「メディカル翻訳初級コース」「メディカル翻訳上級コース」を受講。

メディカル翻訳 初級・上級コース
修了生
三嶋紀子さん
(みしま・のりこ)

神戸市外国語大学中国学科卒業後、自動車メーカー、貿易商社などで勤務。子育てが落ち着いた頃から仕事を再開し、語学学校の講師を経て塗料メーカーで社内翻訳者として5年勤めた後、フリーランスに転向。2009年頃から翻訳の勉強を始め、2016年4月よりILC国際語学センター大阪校「メディカル翻訳初級コース」「メディカル翻訳上級コース」を受講。

少人数のクラスは講師との距離が近く、何でも率直に質問することができ、
調べものの方法などもしっかり身につきました

貿易商社、語学学校などで長く英語に関係のある仕事をしていたが50歳で翻訳の勉強をしようと思い立ち、スクールに通い始めた。

「昔から医療に関心があり、翻訳を学ぶうちに文系出身者もメディカル翻訳者として活躍していると知り、ILCのメディカルのコースに入りました。ILCを選んだのは、少人数クラスで短い期間に集中して実務に役立つ知識を身につけられそうだったからです」

実際、少人数のクラスは講師との距離が近く、何でも率直に質問ができ、メディカル翻訳の大先輩である講師から教えを受けられる貴重な体験だったという。

「課題が専門的で難しく、毎回、4~5時間はかけていました。聞いたことがない用語もたくさんあり苦戦しましたが、調べ方なども丁寧に教えてもらい、内容を深く調べて課題に取り組みました。実践に役立つ課題のおかげで鍛えられました」

復習として習ったことをまとめた自作の用語集は仕事にも活用しているそうだ。
「授業で配られたハンドアウト資料も実務に使える内容で、今も重宝しています。参考資料、図書、サイトなどを教わり、調べものの際に何を見ればよいか、授業を通して身につけることができたと思います」

修了後は提携翻訳会社のトライアルに合格
メディカルの案件を受注

メーカーでの翻訳経験からビジネス分野で翻訳会社のトライアルを受けて仕事をしていたが、ILC修了後には提携翻訳会社のトライアルに合格した。

「未経験でもトライアルを受けられるチャンスがあり、事前に受けたスタッフのカウンセリングがとても心強かったです。クラスメートと切磋琢磨できることも、通学講座のメリットだと思います」

メディカル翻訳は、論文の抄録などの日英翻訳からスタート。半年ほどで製薬会社のビジネスの案件も依頼されるようになり、量も増えていった。納期が短い仕事も増えたが、そのペースに慣れてきたという。

「新しい内容に触れて、論文や会社の記事などを読み込むうちに知識が深まるのは翻訳の仕事の魅力の一つであり、役得だと思います。今の目標は、翻訳の質をさらに向上させること。そのために関連資料を英語で読むなど、勉強を続けています。いずれは翻訳関連の検定にも挑戦したいですね」

講師インタビュー

メディカル翻訳コース 専任講師 翻訳演習担当 吉田和男先生 (うめざわ・よしえ) 2014年にメディカル翻訳初級コース・上級コース、2017年にメディカル翻訳上級コースを再度受講。2014年コース受講を機に、商社から外資系製薬会社の安全性情報部門の翻訳業務を経て、現在は医薬系の財団法人に勤務。

メディカル翻訳コース
専任講師 翻訳演習担当
吉田和男先生
(よしだ・かずお)

立命館大学理工学部数学物理学科卒業。フリーランス翻訳者。学術論文から医薬品開発関連文書まで幅広い分野の翻訳を手がける。2009年よりILCメディカル翻訳講師。

翻訳技術は翻訳演習で、
医学の基礎は解剖生理学の講義で

メディカル翻訳初級コースは、解剖生理学の講義と翻訳演習の2部構成になっています。翻訳演習では翻訳課題の添削をベースにして翻訳技術を磨き、解剖生理学講義では、医学の基礎である解剖生理学を体系的に学びます。解剖生理学は、医師で米国の診療看護師資格を持つ大学院教授がわかりやすく講義します。

私が担当する翻訳演習では、毎週200~300語程度の翻訳課題(宿題)をメールで提出してもらい、それを添削して訳例とともにメールで返送します。授業では課題の講評と、次週の課題の背景や関連する医学知識の解説を行います。課題として使うテキストは、症例研究や臨床試験の報告などの専門性の高い医学文献です。受講生の約8割は文系出身者ですが、そのような医学・薬学のバックグラウンドのない人たちでも無理なく取り組めるように、課題の背景知識や専門用語については前もって詳しく解説します。

きめ細かな指導が通学講座のメリット

課題を添削する際に受講生に伝えたい情報はたくさんあります。間違いの種類や程度から、「間違いではないけれども専門家の文章としては不自然」といった指摘まで、実にさまざまです。それほど多くの情報を添削のファイルだけで伝えることはできません。通学講座のメリットは、そのような細かいニュアンスを受講生との言葉のやり取りの中で伝達できる点にあります。

翻訳演習では、単に英語を日本語に置き換える作業ではなく、著者の意図を汲みとって文脈を考えながら読むことに重点を置いています。そして、英語と日本語の発想の違いを理解することによって、日英翻訳にも活用できる英語力の習得を目指します。

医学・薬学は私たちに身近なテーマです。なぜ病気にかかるのか、どうして薬で病気が治るのかなど、誰でも一度は考えたことがあるでしょう。メディカル翻訳の勉強は、そのような疑問の延長として取り組むことができます。またこの分野の翻訳の需要はますます増えている一方で、優秀な翻訳者は大いに不足しています。そのような意味でもチャレンジしがいのある分野です。英語力を仕事に生かしたいと思っている人、医学・薬学に興味を持っている人はぜひ挑戦してみてください。