英語関連新刊情報『日英ことばの文化事典』(亀田尚己、青柳由紀江、J.M. クリスチャンセン著/丸善出版)

英語全般2016.02.25
nichieikotoba

『日英ことばの文化事典』
亀田尚己、青柳由紀江、J.M. クリスチャンセン 著
丸善出版
3,800円+税
2015年12月17日発売

日本語と英語の差を生じさせる社会的、文化的、歴史的背景の違いを知り、日本語と英語のことばや表現の成り立ちと発想が理解できるユニークな事典。

序論として第I部では、異文化コミュニケーションの難しさや楽しさについて解説。第II部、第III部では、具体的な単語やことわざ・格言を取り上げ、英語のイメージと日本語のイメージの違いを詳しく説明している。また、どのような文化的背景からそのような違いが生じたのかも解き明かしている。

例えば、「蜘蛛:spider」という言葉は、以下のようなイメージの違いある。

【英語のイメージ】
spiderの原義はspid-「糸を紡ぐ」+er「者」で「糸を紡ぐ者」です。spiderは、蜘蛛の巣を張り、その中心で獲物を待ち構えています。「職工、狡猾」のイメージです。spiderは「蜘蛛、蜘蛛に似た道具」の他、「謀略をめぐらす、人を陥れる悪人」の意もあり、a spider and a flyで「罠にかける者と、やられる者」を表します。

【日本語のイメージ】
「蜘蛛」は、「神霊の先触れ」とされ、神の意志を伝えてくれる生物というイメージがあります。朝の「蜘蛛」は待ち人の訪れや福の神として吉兆、夜の「蜘蛛」は泥棒や災いの訪れなど凶兆とする言い伝えが各地にあります。

第IV部では、「基本単語の組み合わせなのに直訳すると意味不明のイディオム」を取り上げている。「A Hot Potato」は、「議論の余地があるような問題には深入りしたりしない方がよい、もし首を突っ込みすぎると後から面倒なことになる」という意味。その起源や使用例は? 気になる人は本書で確認を。

<目次>

第I部 異文化コミュニケーションと表現
第II部 単語の持つイメージを比べる
第III部 ことわざ・格言のイメージを比べる
第IV部 基本単語の組合せなのに直訳すると意味不明のイディオム
【付録】英語シンボル記号の意味

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