RWS

お話
プロダクション本部
マネジャー 千葉容子さん
プロダクション本部/ベンダーマネージメント
リソース マネージャー 小島伸一さん

1963年創立の㈱十印は、創業54年を迎える、歴史ある翻訳会社だ。主要サービスである翻訳・ローカライズをはじめ、機械翻訳、ライティング、トランスクリエーション、通訳など、言語コミュニケーションに関わる多様なサービスを提供している。東京本社のほか米国、欧州、中国、韓国に海外オフィスを構え、クライアントには国内外の大手企業が名を連ねる。登録翻訳者は約3000名、社内には翻訳者兼チェッカーが15名ほど常駐しており、多分野・多言語に対応できる翻訳体制が整っている。15年8月には「ISO17100」※の認証を取得。第三者からの客観的評価を得て、さらに高品質な翻訳サービスを提供したいとしている。

取り扱いが最も多いのがIT分野で、全体の9割を占める。このほか近年は、半導体、医薬、医療機器の案件が増えている。また、日本在住の外国人向けの翻訳ニーズが高まっており、インバウンド関連は今後も期待が持てそうだという。
言語については英日、日英がメインだが、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、マレー語などのアジア言語の需要が増えてきている。中国語はさらに、本土、台湾、香港それぞれに限定した案件も発生するという。

「〝カルチャーライゼーション〟と言いますか、現地の文化や風習に合わせた翻訳にしてほしいという要望があります。単にある言語を別の言語に変換するのではなく、言葉とともに文化を伝えるお手伝いをするということですね」

フリーランス翻訳者 ポストエディターを募集中

十印では、多分野に渡ってフリーランス翻訳者を募集している。特に翻訳者が不足しているのが、通信、半導体、IT(ソフトウェア)分野だ。また、オンラインショッピングサイトなどのBtoC、CtoCコンテンツ、インバウンド関連など、柔らかい文章を得意とする翻訳者も求めている。

応募資格は特に設けず、広く翻訳者を募っているが、仕事をするうえで翻訳支援ツールの使用は必須なので、Tradosのスキルは備えておいたほうがよいだろう。応募にあたり専門分野や経歴はできるだけ詳しく示したいところだ。選考はトライアル重視だが、合格後、仕事の発注時には登録翻訳者のバックグラウンドも参考にするとのことだ。

同社はまた、機械翻訳後の訳文を編集・修正するポストエディターも募集中だ。この職種では、基本的な翻訳スキルに加え、機械翻訳の特性や癖を理解し、適切に修正できる技量が求められる。

17年4月、さらなる事業拡大のため、東京本社を田町に移転。今後もさらに人材を拡充し、顧客の多様な要望に応えるとともに、新規事業にも取り組む予定とのこと。「新オフィスには、登録翻訳者の方に作業していただくスペースも用意します。多くの方にご登録いただきたいと思っています」

※翻訳サービスの品質及び引渡しに直接影響を及ぼす翻訳プロセスのあらゆる側面に対する要求事項を規定した国際規格