RWS

お話 知財ビジネスユニット 橘 恵子さん

サン・フレアは1971年創業、従業員数約300名の業界大手の翻訳会社である。対応言語は70カ国以上。近年は翻訳を中核業務としつつ、総合的なドキュメンテーション事業を展開している。翻訳はあらゆる産業分野に対応可能で、特に知的財産、医療機器、工業技術、情報通信、金融関連、法律関連などの分野で高い評価を得ており、登録翻訳者は全社で5000人を超える。

昨今特に依頼件数が増加しているのが、IT・通信分野、化学・医薬・バイオテクノロジー分野、ITとバイオなどの複合分野、そしてこれらの分野の特許関連の翻訳である。中でも知財(特許)部門の成長が著しく、ますます活発化する需要に応えるべく、目下体制の強化を推し進めており、今回も特許翻訳者を広く募集する。

「企業などは発明した技術の権利を得るために特許を取得しますが、さらに外国でも独占権を確保するため、その国の指定言語で資料を提出します。その際に発生するのが特許翻訳です。言語を通して最先端の技術に触れ、国の産業発展に貢献できる、とても意義深い仕事です」

仕事の需要は安定 校正者からのスタートも

同社の総受注案件数は2万5千件超で、国内でもトップレベルの受注数を誇る。そのため実力のある翻訳者には切れ目なく仕事を依頼している。さまざまある翻訳分野の中でも特許は景気の影響を受けにくく、仕事の需要が安定しているため、実力をつければ確実に稼げる分野だと言える。

採用のプロセスでは、トライアルの結果(翻訳の品質)を重視しており、「トライアル担当者は採点後に初めて履歴書などを拝見します。大事なのは翻訳の品質で、学歴ではありません」と断言する。またトライアルの合格者には可能な限り直接面談を行い、稼働日数や、専門分野以外の得意分野、学歴、職歴などを聞き取るが、これは、個々の翻訳者の実力や希望にマッチした案件を依頼するための配慮でもある。

また翻訳者への入り口として、まずは校正者として経験を積んでから翻訳者にステップアップするというルートも用意されているのがうれしい。
「校正者には業務を通じて、頻出表現や指示書の見方、守るべきポイントなどを覚えられるというメリットがあります」

その他に、数字や記号のみをチェックする文字校正者も募集中であり、専門知識がなくても特許文書に触れて、慣れていくことも可能。トライアル合格に達しない場合でも、やる気のある人には校正や文字校正の仕事を案内したり、併設の「サン・フレアアカデミー」を紹介するなど、さまざまな形で翻訳者への入り口、チャンスが用意されている。これは多様な案件と優秀なスタッフを抱える大手ならではだと言えるだろう。