需要の高い専門分野別コースを開講
トライアル直結のプログラムで多数の実務翻訳者を輩出

受講生に訳文をホワイトボードに記入させ、それをもとにフィッシャー先生が解説をしていくので、注意すべきポイントが一目瞭然にわかる。

受講生に訳文をホワイトボードに記入させ、それをもとにフィッシャー先生が解説をしていくので、注意すべきポイントが一目瞭然にわかる。

訪問クラス ビジネス文書和文英訳講座(授業時間・・・120分 回数・・・全10回)

挨拶文の英訳から文語・口語の表現の違いを学ぶ
「ビジネス文書 和文英訳講座」は、経験豊富なネイティブ翻訳者の指導の下、挨拶文・スピーチ、プレスリリース、提案書、パワーポイント資料などを題材に、ビジネス文書の英訳の基本となるスキルを習得するコースだ。

第5回の課題は、企業社長の挨拶文。アントニー・フィッシャー先生はまず、「ビジネス文書には、絶対に間違えてはいけないものがある。会社名、人名、日付、金額は何度もチェックしましょう」と注意を喚起し、佐藤はSatohよりもSatoと表記するほうが一般的といった、固有名詞の表記法についても言及した。

続いてフィッシャー先生は、「今回の課題にはトリックが仕掛けてあります。原文に誤りがあるのに気づきましたか」と受講生に発言を促す。課題文を注意深く読むと、確かに「2000年でおよそ30億トンであったものが、2015年度で60億トン」とあり、「年」と「年度」が不統一であることに気づく。「この場合は、『年度』のほうにfiscalを入れて区別すればいい。原文の間違い探しをするのも翻訳者の責任。数字などが合わないときは、発注元に確認して解決するように」と、実務に臨む際の心構えも伝えていた。

講義は「参加型」とするために、各受講生への課題の添削は講義当日には配布されず、訳文の検討は、指名された受講生がホワイトボードに各々の訳文を書き、それをフィッシャー先生が講評・解説する形で進む(講師からの添削は翌日メールで返却)。冠詞や前置詞の使い方、適切な動詞の選び方、英語らしい自然な表現の仕方など、英語ネイティブ翻訳者ならではの要点を押さえた貴重なアドバイスが続く。受講生は自分の訳文と比べながら、先生の解説に熱心に耳を傾けていた。

授業の終盤にモデル訳を配付、その後、文語調の硬い挨拶文をスピーチ原稿に書き換えるという作業に移る。発音しづらい単語や難しい表現を、いかにやさしい話し言葉に変えるか。ブレーンストーミングを取り入れたこの学習も、とても印象深いものだった。

受講生コメント

「実務翻訳Ⅲ(英訳基礎)」受講生 Mさん 2016年、京都府立大学文学部欧米言語文化学科卒。大学時代に翻訳の授業を受講し、興味を持つ。卒業後は、学習塾で英語講師を務める傍ら、ILC国際語学センター大阪校で実務翻訳を学ぶ。現在、「実務翻訳Ⅲ(英訳基礎)」受講中。

「実務翻訳Ⅲ(英訳基礎)」受講生
Mさん

2016年、京都府立大学文学部欧米言語文化学科卒。大学時代に翻訳の授業を受講し、興味を持つ。卒業後は、学習塾で英語講師を務める傍ら、ILC国際語学センター大阪校で実務翻訳を学ぶ。現在、「実務翻訳Ⅲ(英訳基礎)」受講中。

プロから直接指導を受け、その場で質問できる通学のメリットは大きいです
大学時代に受講した授業がきっかけで、翻訳の奥深さを知ったというMさん。卒業後は塾講師を務めながら、ILC 国際語学センターで本格的に実務翻訳を学んでいる。ILCを選んだのは、体験授業に参加して、そのアットホームな雰囲気が気に入ったからだ。「講師と受講生の距離が近いところがILCの魅力の一つ。ここなら、納得のいくまでしっかり教えてもらえそうだと思いました」

「実務翻訳Ⅱ(和訳基礎)」を修了し、現在は「実務翻訳Ⅲ(英訳基礎)」で英訳を基礎から学んでいる。取扱説明書、挨拶文、ビジネスメール、技術文書など、扱うジャンルは幅広く、内容によっては事前調査にかなりの時間をかける。また、訳語の選択に迷うことが多く、英訳の難しさをひしひしと感じているという。それでも、プロ翻訳者の指導の下、同じ目標を持つクラスメートから刺激を受けながら、翻訳を楽しんでいる。

「翻訳は、正解が一つでないところがおもしろい。ある一文を訳すのにも、何通りも訳し方があるので、試行錯誤を繰り返しながら自分なりの訳を作り上げていく過程がとても楽しいと思えます。自分の訳文をプロの翻訳者に見ていただけて、疑問点をすぐに質問できるところが通学の大きな利点だと思います」

「実務翻訳Ⅲ」では、1期の前半を日本人講師、後半をネイティブ講師に指導を受けている。それぞれの視点から訳文を評価してもらえるため、さまざまな気づきがあり、またとない勉強の機会になっているそうだ。よく指摘されるのは、「自然な英語ではない」ということ。文法的には間違っていないが、ネイティブから見て不自然に感じるという意味だ。

「実際に翻訳の仕事を始めたら、英訳の場合、読者は外国人です。ネイティブが読んで違和感のない自然な英文が書けるようになりたいですね」
まもなく基礎コースを修了し、専門コースに進む予定。プロの実務翻訳者を目指し、英語力、日本語力のブラッシュアップに加え、専門知識の習得にも力を入れたいと考えているところだ。

※上記講座の内容は、大阪校での内容となります