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2023.04.25 UP

第1回 グローバルビジネスの英語表現「get clarity on/around」

第1回 グローバルビジネスの英語表現「get clarity on/around」

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

“get clarity on/around…” 「~を明確にする」「~をはっきりさせる」

はじめまして、森田系太郎です。これから通訳の際に出会った、グローバルビジネスの現場で使える英語表現を紹介していきたいと思います。

最近たまに耳にする表現で、簡潔ながら日本人が使い慣れていないように思える表現が“get clarity on/around…”。直訳すると「~について明確性を得る」、つまり「~をはっきりさせる」という意味になります。

具体的にその事柄のみを明確化したい場合はonを、その周辺情報も含めて、ということであればaroundを伴うのがよいでしょう。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:Can we get clarity around what you want to achieve?
B:Sure, let me explain.

A:何を達成したいのか明確にしてもらえますか?
B:もちろんです。説明いたします。

“get clarity on/around…”、ぜひ使ってみてください!

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森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。