第9回 エージェントから見た好感度の高いガイドと敬遠されるガイド

通訳ガイド行脚2008.01.16

閑散期に充電しましょう!
新しい年を迎え、今年はどうしよう、こうしようかと自分をふりかえって見つめなおし、新しい方針を決めたりする時節がやってきました。通訳ガイドは春秋が忙しく、シーズン中は仕事をこなすことに精一杯であっという間に毎日が過ぎてゆきますが、反対に夏冬は閑散期。今が日頃不足している観光地の情報やジェネラルトピックスのネタ仕入れなど、自分の技術を磨く絶好の時期だと言えましょう。

話題が豊富で、語学力などのプレゼンテーション能力、旅程管理実務ができることに加えて、笑顔が絶えず、外国人客に対してホスピタリティやサービス精神が旺盛であることが通訳ガイドに必要であることは言うまでもありません。しかし、人気のあるガイドさんとは業務を依頼するエージェントさん達にも好感を持たれるものです。では、どんな通訳ガイドが好感度が高く、どんな人が嫌われるのでしょう? (以下は複数名からの声をまとめたものです)

自分の人間力をチェックしてみましょう!
【良いガイド○と、敬遠されるガイド●】
○すぐに連絡がつく。PCのメールアドレスが携帯アドレスに自動転送されるなど、いつでもどこでも連絡がつきやすい(早く連絡がついた人にお仕事が依頼されるケースが多々あります。情報力の時代ですね)。
●携帯電話を持っていない。24時間以内に連絡の返事が来ない。
○感じが良く人柄が良い。適度に丁寧で明るい雰囲気があると仕事も依頼しやすく、大きな安心感も与えます。
●つっけんどんだったり、仕事がきついなど何かあるとすぐに文句を言って嫌そうな態度が出る(仕事を依頼する気になれません)。
○精算実務が迅速で正確(ツアーの経費精算は、業務終了後、即、提出が望ましい)。
●精算報告が遅い。記入すべき項が空欄のままであったり、捺印部分に押印されていない。
○エージェントとのコミュニケーションは、コンパクトで要領を得ている。
●業務打ち合わせや報告の話が長く、メールもダラダラと長い(エージェントは“お友達感覚”ではなく、超多忙のビジネスピープルと心得るべし)。
○手配内容の確認は、業務前の適切なタイミングでの打合わせで行って業務がこなせる。
●一ヶ月以上も前から細かい手配内容を根堀り葉掘り尋ね、決まっていないと異常に不安がる(直前にならないと手配が決まらない業務も多い。準備時間が十分なくても業務がこなせる人をプロと呼びます)。
○日本語がきちんとして、(情緒)気分が安定している(日本が乱雑であると、外国語もきっと同様だと判断される)。
●慣れ慣れしい言葉遣いで、感情的になる(常に、お客様の前でどう振舞うだろうかという目で見られています)。
○その場の空気が読めて、エージェントの立場も理解できる(おうおうにして顧客との板ばさみになるエージェント。誰でも自分の辛さをわかってもらえると嬉しい気持ちは変わりません)。
●立場をわきまえず自己主張が強く、世話を焼きすぎたり、お客様気分になる。
○自分の裁量で動ける(金銭にかかわることは別にして、ツアー運営の大筋がまかせられるガイドは評価が高い)。
●細かいことまですべて問い合わせをしてきて、言われたことしかやれない。
○商習慣をわきまえ、倫理的に信頼できる。
●懇意になった顧客とエージェントを飛び越えて直接、業務取引をしたり、仕入れ料金など企業秘密たる情報を漏らす。

いかがでしょうか。あくまで業務を依頼するエージェントさんの立場からのオフレコ・トークです。内緒で参考にしてみてくださいね。営業力や人間力という点では、どんな業務にも当てはまることがあるのではないでしょうか。