第55回 ピンチはチャンス 学びの時間を

21.
“不死が我々全てを殺すだろう”
その意見を書いた風変わりなポスターがファーストアベニューのあちこちにある。ミッドタウンに行ったら、すぐ目に入るだろう。シンプルな白と黒のポスター。活字のみ。背景には派手なフォントもデザインもない。ウェブアドレスも載っていない。何度も何度も繰り返し、広告板の上から下まで全てそのセンテンスだけ。

<コメント> うーん、悪くないんですけれども、ちょっと最後の行がもったいなかったですね。「すべて」は開いた方がいいです。最後の行はちょっと文章がねじれている印象を受けます。「上から下」だと横に並んでいるacrossが消えちゃってるんですね。
<余談> 寒いですね。本当に仮設住宅に入っている人とかは大変です。でも僕の生徒とか、ボランティアで現地入りしている子も多いです。みんながんばっていて、自分ができることが少なくて歯がゆいですが、できることをやるしかないですね。

22.
不死はわれわれを殺すだろう、ひとり残らず。
ファーストアベニューに沿ってずっと、そのとっぴなメッセージが掲示されている。最近ミッドタウンへ行ったことがあれば、目にしたであろう。いずれも、あっさりとした白黒のポスターだ。少しも冴えない。書体も背景のデザインも、手の込んだものではないからだ。ウェブのアドレスもない。ただその一文だけが繰り返し繰り返し、そこかしこの広告板に書かれているのだ。

<コメント>「だろう」だと弱くなっちゃうんですね。「われわれを殺す」で止めた方がいいと思います。あと括弧でくくりましょう。突飛はひらがなだとちょっと読みにくくなるかな。「~あろう」は少しおおげさに響きます。「少しも冴えない」がちょっとピンと来ないかな。「広告板に」だと直接書かれているようにも読めますね。

23.
不死は、我々みんなを殺す。
一番街の至る所にその声明書が書かれた的外れな転記がある。もしあなたが最近ミッドタウンに行ったことがあるなら、それらを見ているだろう。普通のモノクロのポスターに、ただの印字。背景には凝った書体も模様もない。インターネットアドレスさえも。掲示板に何度も繰り返し、下へ、向こうへ。その一文が主張のすべてである。

<コメント> カギ括弧でくくりましょう。一行目は不死の硬い感じと「みんな」の柔らかい感じがちょっとアンバランスかな。「的外れな転記」は意味が分からないですね。「それら」「あれら」のようなこそあど言葉はなるべく避けること。向こうというと、掲示板の裏側に行っているように感じます。

24.
「不死は人類を滅ぼす」
ファースト・アベニュー沿いにずっと、その文が貼られた面白い掲示板がある。最近ミッドタウンへ行った人は、目にしたはずだ。それはシンプルなモノクロのポスターで、文字だけしかない。しゃれたフォントを使っているわけでもなければ、なんの背景もない。ウェブアドレスも書かれていない。その一文だけのポスターが、縦横にいくつも掲示板に貼ってあるのだ。

<コメント> 一行目はまあまあOK。面白いはちょっと違うかな。ちょっと色気に欠けるけど、うまくまとめた方だと思います。
<余談> 山形の友人も雪かきが大変だといってました。怪我などしないように気をつけてください。

25.
「不死は我々皆を死滅させる」。
ファーストアベニューの道沿い一帯に、そんな事を書いた突飛なポスターが貼られている。最近ミッドタウンに行った人なら、もう見ているだろう。それらは、シンプルなモノクロのポスターである。ただ文字がタイプされているだけだ。きれいなフォントを使っていないし、バックにしゃれたデザインもない。ウェブアドレスも掲載されていない。その一言がポスターの言いたいことすべてであり、何度も何度も同じ言葉が、掲示板の下の方に並んで繰り返されている。

<コメント> 一行目の句点は括弧の内側か、なくてもいいかな。工夫はわかるんですけど、「死滅」はちょっと言葉が強いかな。掲示板の下の方ではなくてdown and acrossだから ↓ + ← ということなんですね。
<余談> 良かったですね。合格するといいなあ。良い知らせをお待ちしています。

26.
「不死身になったら、みんな死ぬ」
ファースト・アヴェニュー沿い一帯に、この文章が書かれた雑なポスターが貼られている。最近ミッドタウンに行ったことがあれば、見たことがあるだろう。単純な白黒のポスターだ。字が書いてあるだけで、フォントも凝ってないし、背景にもデザインはない。ウエブのアドレスもない。ただ1文だけ。何枚も何枚も、下のほうにも、そして重なり合って貼ってある。

<コメント>「不死身になったら」だとこれからなる感じなんですが、不死性を得たからといって必ずしも幸せではないという話なので、「なる」よりも「ある」ことにアクセントがあるかな。「重なり合って貼ってある」がちょっとピンと来ないかも。

27.
「不死が我々に死にもらたす」
この反社会的な考えのポスターがファーストアベニューのいたる所に貼られていた。最近ミッドタウンに行ったことがあるなら、あなたも見たはずだ。それは美しいフォントでもなく、背景にデザインがあるわけでもなく、ホームページのアドレスが書いてあるわけでもない、ただメッセージが印字されているだけの、いたってシンプルな白黒のポスターだった。彼らはこのスローガンだけを広告板のたてもよこも覆い尽くしてくり返し主張しているのだった。

<コメント>一行目はなかなかいいかな。「反社会的」は少し強いかも知れない。「それは」が何を指すのかがちょっと気になります。「彼ら」は誰だろう。最後の行はもう少していねいでいいかなあ。
<余談> きちんと自分の中でストーリーを組み立てて訳した方がいいでしょうね。でも工夫は感じられますから、小手先に走らずにがんばってください。

28.
不死は私たちを皆殺しにする
という一文の書いてあるとっぴなポスターが一番街の並びにずっと貼られてあった。最近ミッドタウンに行った人であれば、見たことがあるはずだ。シンプルな黒と白のポスターである。凝った書体でもなく、デザインが背景にあるのでもない。サイトアドレスもついていない。そのたったの一文が掲示板のあちこちで何度も何度も繰り返されているだけだ。

<コメント>皆殺しというのは、どうも「不死」との間でバランスが悪い感じがします。「並び」は少し分かりにくいかな。後半はそこそこまとまっていると思います。 <余談> とにかく好きなものをどんどん読んでいくことですね。がんばってください。

29.
「不死が我々を皆殺しにする」
そんな文句が、ファーストアベニューの至るところに乱雑に掲示されている。もし最近ミッドタウンを訪れていたら、見かけたはずだ。それはシンプルな白黒のポスターである。ただ文字が並んでいるだけの。目立つようなフォントを使ってもいないし、背景に絵柄もない。URLも書かれていない。その一文がメッセージの全てで、何枚も縦横に掲示されている。

<コメント> 皆殺しがやっぱりちょっと浮いている感じがします。「ただ文字が並んでいるだけの」で切らない方がいいです。
<余談> 会社のページはフェースブックにはないです。自分の個人的なページがあるだけです。書いていることも政治とか日常とかですね。英語の話はあまりないです。

30.
「不死は全人類を滅ぼす」
そんな言葉が刻まれた狂気じみたビラが、1番街に沿って貼られている。最近都心を訪れたなら目にしているはずだ。単色刷りの貼り紙で、凝った字体もなければ背景のデザインもない。ウェブサイトのアドレスもない。書かれているのはその一文だけで、何枚も何枚も、壁面の看板を埋め尽くしている。

<コメント> でも実際に文章の内容を見ると一見で「狂気じみた」まで行くかどうかちょっと微妙なんですね。Midtownは大文字ですから地名として処理した方がいい。都心というのは「都の中心」なのでこの文章だけで都心と判断はできないです。後半はなかなか良い感じです。


31.
『不死が全人類に死をもたらす』
この文句が書いてあるポスターが、1番街の至る所に貼ってある。最近ミッドタウンへ行ったことがあるなら、目にしているだろう。白黒の地味なポスターだ。文字のみ。装飾的な書体ではなく、背景もない。ウェブアドレスもない。書いてあるのはこの一文だけ。何枚も何枚も、あちこちの掲示板に貼られている。

<コメント> 一行目はインパクトがちょっと弱いですね。「一番街」の方がいいかな。「装飾的な書体」は少し説明的かな。あちこちというと、hoardingsが消えちゃってるかな?
<余談> 勉強はいつやっても良いものですし、こういう作業をやってみると改めて気付くことが多いと思いますよ。どうぞがんばってください。

32.
『不死が我ら全ての命を奪うであろう』
そんな警句を掲げた粗野な張り紙が1番街沿いにずっと貼ってある。最近ミッドタウンに行ったことがあるなら見かけただろう。ただのモノクロの張り紙である。キーボードで打ってあるだけだ。見栄えのする字体でもなければ、背景に意匠を凝らしているわけでもない。ウェブアドレスも書いてない。その一文だけを延々と、広告板の上から下まで、左から右まで繰り返している。

<コメント>「粗野」というと「荒々しく洗練されていないこと。また、そのさま。」なのでちょっとここでは違うんじゃないかなあ。キーボードで打ったとは限らない(まあ実際にはそうなんでしょうが。)typeという動詞には「タイプライターで打つ」という意味から「活字で打つ」という意味もあります。ここでは手書きではなかったことが分かればいいんじゃないかな。postersであることが伝わるようにしてくださいね。
<余談> もう1ヶ月前の記憶はありません(笑)。英語も読んでたと思いますが。大切なのはとにかく浴びるように文章を読むことだと思います。がんばってね。

33.
「不死はすべての者に死をもたらすであろう」
一番街の至るところに、こんな文面のビラがやたらと貼られている。最近街に行ったことがあれば見かけただろう。ありふれた白黒のビラ。活字のみ。手の込んだ字体でもなく、背景に模様があるわけでもない。ウエブアドレスも載っていない。書かれているのはその一文だけ。それが何枚も何枚も、あちこちの掲示板一面に貼ってある。

<コメント>一行目は「であろう」を取った方がすっきりすると思いますよ。Midtownは固有名詞扱いで。ウェブですね。hoardingsが見えなくなっているのがちょっともったいなかったですね。

34.
「不老長寿を手にする者には死がおとずれるだろう」
こんな突飛なメッセージが書かれた貼り紙が、一番街の壁にずらっと並んでいる。最近ミッドタウンに行った人なら、きっと目にしているだろう。簡素な白黒の貼り紙で、ありふれたタイプのものである。文字や背景のデザインにも特に凝ったところはなく、ウェブのアドレスもない。ただこの一言が書かれた貼り紙が、掲示板といわず、壁という壁に延々と続いているのだ。

<コメント>「不老長寿」は、「いつまでも年をとらず長生きすること。」なので、不老不死の方がよいのですが、この文章だけで不老かどうかは判断できないはず。インパクトも弱くなっていますよね。「壁という壁」かどうかは分からないです。分かるのは一番街に沿って板壁か掲示板みたいなものがあって、そこにずらっとこのポスターが貼ってある、その風景を言葉にすればよいのですね。
<余談> 読書のペースは自分のペースでいいんですよ。一語一語につかまっているから大胆(適当ではない)な翻訳ができないんですね。そうではなくて、その文章を読んで、浮かび上がったシーンを日本語にすることなんです。

35.
「不死の命を得るとは、我らすべてを殺すこと」
こんな文面の突拍子もない書き込みが1番街沿いに貼ってある。最近になってミッドタウンに居ついたんなら見ているはずだ。ただのモノクロのポスターで、文字だけ書いてある。洒落た字体でもなく、背景に凝った意匠があるわけでもない。ウェブ・アドレスもない。言っているのは、ひとつの文章だけ。それが掲示板の縦横に繰り返し書かれている。

<コメント> 一行目、アイデアは悪くないんですが、ちょっとインパクトに欠けてますね。それなら「不死の命、即ち我ら皆を殺すこと」みたいにした方がいいんじゃないかな。「一番街」の方がいいかも。「居着いた」までの意味はなく、「きたなら」くらいで十分。

36.
「不死は我々を殺す」
そのうたい文句がファーストアベニューの至る所に掲示されている。ミッドタウンに近頃行った人なら見たことがある筈だ。シンプルな白黒のポスター。文字だけの。オシャレな書体もバックデザインもない。ウェブアドレスもない。ただその一文が繰り返し広告版に使われている。

<コメント> 勢いはあるんですが、細かいところでたとえば「広告版」はちょっとここではおかしいかな。「文字だけの」と止めるのも少し違和感があります。惜しいんだけど。

37.
「寿命を失った人類は破滅する」
そう書かれたポスターが、ニューヨーク一番通りのいたる所に貼られていた。最近ミッドタウンに行った人なら、誰もが目にしているだろう。シンプルな白黒のポスター。書かれているのは文字だけだ。しゃれたフォントでもなければ、背景がデザインされているわけでもない。ウェブサイトへのアドレスもない。ただ一つ主張されているその文が、縦に横に、何度も何度も、工事現場の衝立の上で繰り返されていた。

<コメント> 「寿命を失った」はちょっとピンと来ないんじゃないかな。むしろ人類の寿命が尽きたように読めます。ニューヨーク一番街とは限らないです。SFですし。衝立も違和感がありますね。「目かくし,風除けを目的として使用した装置.現在,視線をさえぎる目的で公共空間でも使用する.」ですから、hoardingsのニュアンスがちょっと見えにくいです。
<余談> 言葉につかまってはだめなんですよ。文章全体(あるいはパラグラフ全体で)意味を把握して、それを文章全体で表現するんです。

38.
「不死が人類を絶滅させる」
1番街の至るところに、目を引くポスターが貼られている。最近ミッドタウンを訪れた人は、目にしたことがあるかもしれない。白黒のシンプルな配色で、文字だけのポスター。背景には華やかなフォントやデザインもなく、ホームページのアドレスもない。このたった一行だけが、縦に横に繰り返し綴られている。

<コメント> それなら「不死が人類を滅ぼす」の方がいいんじゃないかな。一番街。フォントは背景にはこないですね。書かれている文字のフォントです。ずらっと並んでいる感じが出ると良かったですね。

39.
「不死は全人類を破滅させる」
そう印刷されたポスターが1番街沿いの広告板に貼られている。最近ミッドタウンに行った人なら、目にしただろう。飾り気のない白黒のポスターだ。文字だけで、洒落たフォントやデザインはまったくない。ウェブ・アドレスも載っていない。あるのはその一文だけだ。同じポスターが何枚も貼られ、広告板を埋め尽くしている。

<コメント>一行目はもう少しコンパクトでもいいかもしれません。それ以外の部分はコンパクトにまとまっていて読みやすいですね。
<余談> お書きになられたような姿勢(読者の視点ですね)はとても大切だと思います。常にそういう意識を持ってがんばってください。

40.
「不死が我らを滅ぼす」
その声明を掲げた大胆な貼り紙は、一番街じゅうを埋めつくしている。街の中心部を最近訪れた者なら、目にしたはずだ。シンプルな白黒のポスター。活字のみ。凝った書体も、背景の模様もなし。ウェブアドレスもなし。ただその一文だけが、板囲いの隅から隅まで、ひたすら何度も繰り返されているのだ。

<コメント>一番街中なのかなあ。all alongなんですよね。だから一番街に沿ってなんだなあ。Midtownは固有名詞扱いで。後半は勢いがあってなかなかいいですね。
<余談> こたつは根本的にないので。基本的にはパソコン2台を使ってこれを並べて仕事しています。ひざかけして、ヒーターで足元を暖めていますね。

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