第91回 語彙を増やすために語源を学ぼう

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私からの最初のアドバイス。ロサンジェルスで迷子になったら、金髪の人間には道を聞いちゃだめだから。私みたいな人に聞くほうがいい。悪意はないの。「金髪は頭が弱い」系のジョークを言ってるんじゃないよ、マジで。わが母校パンパシフィック・ウエストで女性学を専攻した友だち連中が知ったら、ここまで「政治的に正しくない」発言をした私は、首を切られて皿に乗せられそうだけど。
<コメント>「have one’s head on a platter」はネットで検索すると熟語だと分かりますよ。他が良いからちょっともったいないなあ。
<余談>まあパソコンは鍵盤を叩く音が気になる人もいますから。頭は僕もどんどん柔軟性を失っていますよー。

22.
忠告その一。ロスで道に迷っても、ブロンド女には尋ねるな。おれみたいなやつに聞け。いや、悪く取らないでくれ。ブロンド女性をネタにろくでもない冗談を言いたいわけじゃない。母校のパン・パシフィック・ウェスト大学で女性学を専攻している友人たちが聞いたら、差別的だとさぞかし腹を立てるだろう。
<コメント>主人公は女性なので「おれ」はアウトかな。「saying anything so un-PC」ははっきりと訳出した方がいいですね。
<余談>をを、それは素晴らしい。ぜひがんばってみてください。

23.
アドバイス一。もしロサンジェルスで迷ったとしても、ブロンドに道を聞くな。私のような人に聞くこと。気を悪くしないでね。ブロンドはお馬鹿だっていうジョークを言っているわけではないの、本当に。我が母校、パン・パシフィック・ウェスト大学で女性研究を専攻していた友達だったら、不適切発言をするためとあらば私の頭だって大皿に乗っけた だろうけれど。
<コメント>アドバイス「一」はちょっとわかりにくいかな。「聞くな」はちょっと強いと思います。たとえば「聞かないこと」のように。そうすると、次を変えることになるので「聞くのなら私のような人に」のように処理する。流れを考えて工夫してみましょう。最後の行はちょっと意味がおかしくなっています。for以下が条件になっている仮定法ですよね。「そんなこといったら、ボコられる」という意味です。もちろんこう訳すわけにはいかないですが。

24.
初めに一言、言っておく。もしロサンゼルスで道に迷ったら、金髪の女性に道を聞いちゃダメ。私みたいな女に聞くこと。気を悪くしないで。おバカな金髪娘をネタにジョークを飛ばしてるわけじゃない。ほんと。母校のパン・パシフィック・ウエスト大学で女性学を専攻している私の友人なら、こんな偏見に満ちた言葉を吐く私を懲らしめるでしょうね、きっと。
<コメント>「言っておく」はなくてもいいくらい。全体としては悪くはないんですが、もう少しトーンに注意して。

25.
わたしから、初めての忠告を一つ。ロサンゼルスで迷うことがあっても、金髪の女の子に道は尋ねないほうがいい。わたしみたいな人に聞いたほうがいいわね。悪気はないの。べつに、金髪の子はおつむが弱いってからかってるわけじゃない。あまりに差別的なことを口にしたら、母校のパンパシフィック・ウエスト大学で女性学を専攻してる友人たちに、さらし首にされちゃうわ。
<コメント>「迷う」の方に「道に」を付けた方が分かりやすいと思います。「さらし首」はちょっと違うかな。熟語です。ネットで調べてね。

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私からの1つ目のアドバイスは「L.A.で道に迷ったら、金髪女性に道を尋ねるな。私のような者に尋ねよ。」である。悪気はない。ブロンド女をバカ呼ばわりして笑いの種にしようという意図も全くない。私の出身校、パン・パシフィック・ウエスト大の女性学の優秀な研究者である友人たちからは、下劣な差別的表現を使用したとしてやり玉にあげられるだろうが。
<コメント>「L.A.」は縦書きにすると読みにくくなりますね」 やはり文章でつないじゃうとここはインパクトがなくなっちゃう。あと格言風になってしまっているのに、そのあとの文章は「バカ呼ばわり」みたいな表現と「意図」とか「優秀な研究者」(かどうかはわからない)とのバランスも悪くなっていますね。

27.
私からのちょっとしたアドバイス。もし、LAで道に迷ってしまったらブロンドの人には訊かないことよ。わたしみたいな無難そうな人に訊いてみてね。私がブロンド女性みたいに、ジョークのひとつも言わないのは本当に悪気なんてないの。だけど、パン・パシフィック・ウェストという古い大学で女性学を専攻した出た友達は、私のこと「ある意味失礼よ」だって。
<コメント>自分が無難かどうかはわからないなー。その次の行は「ブロンドにきくな」と言ったからといって、「ブロンド=バカ」みたいなジョークのつもりはないよという意味。un-PCはnot politically correctという意味です。
<余談>ネットでもっとうまく検索する方法を学びましょう。

28.
まずアドバイスするなら、ロスで迷った時に道を聞くなら、ブロンドじゃなくて私みたいなのにした方がいい。これは決して侮辱ではなくて、私はバカなブロンド・ジョークは言わないってだけのことだ。環太平洋西にある、我が古き母校で女性史学を学ぶ友人は、私が政治的に正しくない発言をすると、よく怒ったものだ。
<コメント>「なら~なら」は読みにくいです。侮辱はこの文体に合わないですね。Pan Pacific Westは大文字になってますから、固有名詞。学校の名前ですね。Pan Pacific West College。女性史学ではなく女性学かな。「怒ったものだ」だと過去の習慣に読めます。
<余談>狭くはなったけど、心は遠くなったのかもしれませんね。

29.
ひとつめのアドバイス。ロサンゼルスで道に迷っても、金髪女に道を尋ねてはだめ。わたしみたいな女に聞くこと。気を悪くしないでね。金髪女をばかにしているわけじゃないんだから。女性学を専攻していた、パン・パシフィック・ウエスト大学時代の友人たちの耳に入ったら、すごく差別的な発言だってとっちめられるだろうけど。
<コメント>うまくまとめたと思います。「わたしからひとつめのアドバイス」みたいなのもありかな。
<余談>道をきかれるのはお年寄りからが多くなりました。

30.
まず私のアドバイスを一言。もしロサンゼルスで迷子になっても、ブロンドの女には方角を尋ねないこと。私のような人間に聞いてみることね。悪気があるわけじゃあない。実際、ブロンドのことをバカにしているつもりはない。私の母校Pan Pacific Westでフェミニズムを専
<コメント>「じゃあない」は「じゃない」で十分と思います。「ない~ない」はちょっと避けたいかな。学校名はカタカナにしましょう。女性学なんでフェニミズムだけではないような。「使うというだろうけど」のところがちょっと分かりにくいかな。

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まずはちょっとしたアドバイス。もし、ロサンゼルスで迷っても、ブロンド娘には道を聞かないこと。私のような誰かに聞くこと。悪いようにはしないから。まぬけなブロンド娘のジョークを言ってるわけじゃないのよ、絶対。私の母校(パン・パシフィック・ウエスト)で女性学を専攻している友人達なら、この頭を反パソコンとでも言わせようと円盤の上に載っけようとするだろうし。
<コメント>「他の誰か」かなあ。「悪いようにはしない」はちょっと違うかな。母校を括弧に入れるのはちょっと問題かな。un-PCはnot politically correctの意味。最後の部分は熟語です。
<余談>辞書にすべてが載っているわけではないので、ネットで用例を探してみると良いですよ。

32.
一つ言っておくわ。ロスで迷子になってもブロンドに道を尋ねてはだめよ。私みたいな人に聞いてほしい。気を悪くしないでね。ブロンドがバカだってジョークを言ってるわけじゃないの。本当よ。母校のパンパシフィックウエスト大学で女性学を専攻している友人からは、なんて差別的なことを言うんだって非難の嵐でしょうけど。
<コメント>「一つ言っておく」だったら「まず一言」とかかな。「そんなことを言ったら」とか。あとはうまくまとまっている感じですね。
<余談>「have one’s head on a platter」は、解説に書いたとおりです。

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私からの最初のアドバイスだ。もしロサンゼルスで迷子になったとしても、金髪の女性には道を尋ねるな。私のような者にしろ。何も悪気があるわけじゃない。本当に、頭の悪い金髪女性をネタにしたジョークを言っているわけじゃないんだ。。母校のパンパシフィック ウエスト校で女性学を専攻している友人なら、政治的に正しくないことを言っていると怒って、私に罰を与えたいと思うだろう。
<コメント>話し手が女性なんで、さすがにこの口調はまずいですね。全体に上から目線になってしまっていてしんどいかな。「。。」みたいなのは提出前に確認してください。「罰を与えたい」はちょっと違うかなあ。

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まずは忠告を一言、ロサンゼルスで道に迷ったら、金髪女性に道を尋ねてはいけない。私のような人間に聞いた方がよい。気を悪くしないで。ほんと、きれいだが頭の鈍いブロンドの女性をからかっているわけではない。母校のパン・パシフィック・ウェスト大学で、女性学を専門にしている友だちからは、私がこんな差別的発言をちょっとでもしたら、怒のあまりこってりお灸をすえられることだろう。
<コメント>「きれいだが……」の部分はちょっと違う感じ。「お灸を据える」というのは基本的に東洋的な習慣なので、翻訳には向かないと思います。他の表現を。
<余談>性別がちょっと分かりにくくなってる感じです。

35.
まず頭にたたきこんでほしい。ロスで道に迷ったら、金髪娘にたずねてはだめ。わたしみたいなのに訊くべきね。気をわるくしないで。お馬鹿な金髪がらみのジョークを言ってるんじゃない、ほんとうよ。そんな差別的なことを口にしようものなら、我が母校のパン・パシフィック・ウェスト大学で女性学を専攻している友人たちにさらし首にされてしまう。
<コメント>「さらし首」はちょっといきすぎかなあ。辞書にはあまり載ってないんですが、ネットで検索するとちゃんと熟語として見つかるんですね。ほかが良いのでちょっともったいなかったかなあ。
<余談>自分もゲームとかやってますけど、やっぱりこどもはあまりやらない方がいいとは思ってます。基本的に黒か白かになるゲームとか、一本道RPGとかは思考を狭めるように思うんですね。答えがある問題をときすぎているんじゃないかなあ。

36.
先ず1つ目のアドバイス。ロサンゼルスで迷子になっても金髪女性には道を聞かないこと。僕みたいな人に聞いてほしい。悪気はないし、決してくだらないブロンドジョークを言っているわけでもない。まあ母校の西パンパシフィック大学で女性学を先行する友人達からはなんと差別的な事を言うんだと大目玉を食らうだろうが。
<コメント>主人公が女性なので「僕」はちょっと問題ありかな。「専攻」ですね。学校名はそのままカタカナでいいと思います。
<余談>がんばっていますね。短文の翻訳だとできる範囲に限界はあるのですが、頑張っていきましょう。

37.
まず一言、忠告したい。もしロサンゼルスで道に迷ったら、ブロン ド女性に道をたずねてはいけない。私のような人にたずねなさい。 気を悪くしないでほしい。私はくだらないブロンドジョーク(頭の 弱い金髪女性をネタにしたジョーク)を言っているのではない、本当だ。私がひどく差別的なことを安易に言ってしまうのは、おそら く、私の母校、パン・パシフィック・ウェスト大学で女性学を専攻 している友人たちのせいだ。
<コメント>書き出しなので、丸括弧に入れて説明はさすがにノリが悪くなります。それなら「くだらないブロンドの女性をネタにしたジョーク」のように地の文にした方が良いと思います。次の行は意味がちゃんと取れていません。分かりにくい文章の時は、修飾句や修飾節を外してみるとわかりやすくなります。この文章であれば、My friends would have my head on a platterが基本ですね。

38.
LAで迷っても、ブロンドには道を聞くなというのが私からの最初のアドバイスだ。私のような人間に聞け。悪気はない。ブロンドを愚弄した冗談を 言っている わけではない。もしそんな差別的発言をしようものなら、我が母校パンパシフィック・ウェスト大で女性学を専攻している友人達が、私の生首を皿に 盛ってしま うだろう。
<コメント>LAとしてしまうと、縦書きの場合、とても読みにくくなります。英語ではLAですが、日本語では普通はロスかな。もちろんロサンジェルスでも問題ありません。これだと女性の発言だとは分からないんじゃないかな。「愚弄する」はさすがに硬すぎ。「生首を皿に盛る」ではなく、熟語です。

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