専門分野別の講座できめ細かい指導
翻訳実務検定「TQE」の合格でプロへの道が開ける

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こんな学校です!

創業45年の実績を持つ㈱サン・フレアが運営する翻訳スクール。講師陣の豊富な実務経験に基づいた指導、実務に即して設定された分野・レベル別の通信・通学講座で、現場が求める即戦力となる翻訳者を養成している。翻訳実務検定「TQE」で優秀な成績を収めと、同社の登録翻訳者として仕事のチャンスを得ることができる。

受講生インタビュー

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「特許明細書〈中級〉B(医薬・化学・バイオ)」講座
受講生
小倉紗緒莉さん
(おぐら・さおり)

東京農工大学大学院、博士前期課程修了。生命工学専攻。大手総合電機メーカーに技術職として約7年勤務した後、2015年に退職。2016年にサン・フレア アカデミーに入学し、初級講座「はじめての翻訳文法」で翻訳の勉強を始める。同年4月から中級講座「特許明細書〈中級〉B(医薬・化学・バイオ)」を受講。

疑問をその場で解消できる
少人数制のクラスで効率よく学べます

大学と大学院で生物学や化学を学び、卒業後は電機メーカーで液晶ディスプレー、半導体の生産に携わっていた小倉紗緒莉さん。家庭の事情から、在宅でできる仕事への転職を考えたときに、思い当たったのが翻訳だった。

「学生時代にホームステイを経験したことがあり、職場でも英文の技術文書を日本語で要約したり、英語論文を読んだりして、英語に親しみがあったんです。また、仕事で英語、日本語を問わず、特許を調べる業務に携わったことがあったので、自分の専門や経歴を生かせるのは特許翻訳者かな、と思いました」 

スクール選びは産業翻訳に特化していること、また特許のクラスが分野別に分かれていることなどが決め手となり、サン・フレア アカデミーへの入学を決め、退職後の2016年1月から受講し始めた。

専門知識の指導も心強い

技術者としての専門知識はあるものの、翻訳の勉強は初めてだった。そこでスクールに相談し、まずは英語と翻訳の力を確実なものにするため、「はじめての翻訳文法」を受講する。このクラスでは、翻訳の視点から英文法を復習し、翻訳に必要なテクニックを学べたことが収穫だったという。

「無生物主語や関係詞など、つい直訳しがちだったところを、自然に訳す方法を教わりました」 

3ヵ月間で基礎固めを終え、続けて「特許明細書〈中級〉B(医薬・化学・バイオ)」を受講する。
「前職で特許文書には触れていたので、文章のスタイルに違和感はありませんでした。ただ、新規の発明に関する内容なので、予備知識のないまま課題文を読むと、何の話をしているのか分からない、という戸惑いはありましたね」

クラスで扱う分野は、小倉さんにとってなじみのある分野だが、扱う範囲は広く、テキストを一読して、内容がすんなり頭に入ってくることは少ない。そこで、授業前にインターネットや学生時代の参考書を使い、丸一日くらいかけて下準備をする。授業では講師はもちろん、関連分野で経験のあるクラスメートが、内容を解説してくれることもあるそうだ。

「意外に思ったのは、翻訳前の下調べの時間の長さです。技術面でしっかり調査する重要性を痛感しているのですが、どの程度このプロセスに労力をかけるべきか、まだ試行錯誤の途中です」 

小倉さんが2講座を受講して感じているのは、スクール通学のメリットだ。
「クラスが少人数なので、疑問に感じる箇所は授業中にその都度、先生に直接質問できるのがありがたいです。専門分野の知識は独学で学ぶには限界があると思いますが、そうした知識も経験豊富な講師に教えてもらえるので、とても満足しています」 

今後は「特許明細書〈上級〉B(医薬・化学・バイオ)」を受講し、自信のついたころにTQEを受験して、化学分野を中心とするプロ翻訳者になりたいと考えている。初心を忘れることなく、日々目標に向かって走り続けている小倉さんにとって、プロデビューの日は遠くなさそうだ。

講師インタビュー

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「はじめての特許翻訳」「特許明細書〈中級〉〈上級〉B(医薬・化学・バイオ)」講座
大塚 英先生
(おおつか・ひでし)

京都大学理学系大学院で生物学を専攻。オランダ、イギリスの大学で生物学の研究に従事した後、帰国。以降、バイオ・医薬分野でフリーランスの特許翻訳者として活躍中。サン・フレア アカデミーでは中・上級講座「特許明細書B(医薬・化学・バイオ)」等の講師を務めている。

語学力を根気よく養いつつ
一定期間、集中して量をこなす学習が有効です

特許翻訳講座の初級から上級までを担当しています。初級講座の「はじめての特許翻訳」では、特許英文の典型的な内容、訳し方を学びます。分野は文房具、家具など、発明内容が理解しやすいものに絞っていますが、課題は本物の特許英文で、もともと分かりやすい表現を心がけている文章ではないので、初級にしては難しいと言えるかもしれません。この講座では、特許特有の文にまず慣れて、その翻訳をこなしながら、自信を失わないことも目標です。長くて複雑な特許文になじみのない方にこそ、お勧めの講座と言えます。 

中級講座では専門知識が加わります。「特許明細書〈中級〉A」クラスではIT・電気・機械分野を、私の担当する「特許明細書〈中級〉B」クラスでは、医薬・化学・バイオ分野を扱っています。お仕事でこれらの分野に携わっていたり、あるいは特許事務所などで特許英文に慣れていらっしゃったりする場合は、中級講座から始める方もいらっしゃいます。 

授業では授業速度を受講生の理解度に合わせて調整するなどして、セクションを追うごとに、学んだことを着実に身に付けていただけるよう、心がけています。また、反復学習も私が重視している点です。1つのセクションについて授業前に例題を解き、学ぶべきポイントを把握してきてもらいます。授業で例題について解説を受けた後に課題を解き、学んだポイントを実践してもらいます。添削してその出来具合を見ると、ポイントを把握できているどうかが分かりますので、必要な場合は翌週に説明を補足します。

人脈作りもスクールの魅力

特許翻訳の文章は分かりづらいものが多いですが、ルールを学び、訓練さえ積めば、読み解くのは難しくありません。「頭の体操」のような感覚で、楽しめる方もいらっしゃいます。まだ世に出ていない発明を文章で説明したものなので、翻訳するには想像力も必要です。パズルのピースを埋めるような感覚が特許翻訳の魅力とも言えるでしょう。 

特許翻訳は、ルールがつかみづらい分野なので、経験のある人に教えてもらわなければ、マスターが難しいのではないでしょうか。スクールで学べば、ルールやコツを効率よく習得することができます。また、スクールで学ぶ期間には、クラスメートや講師、翻訳者などとのネットワークを築きやすいというメリットがあります。いざプロデビューすると、特に在宅翻訳者の場合は孤独な仕事になりますので、このようなネットワークの有り難みを感じことになると思います。 

産業翻訳者には、専門分野の理解と言語の運用能力が必要です。言語の力を伸ばすにはある程度の時間が必要ですから、根気強く真面目に努力を重ねることが、大切です。また、翻訳力を向上させるには、期間を区切って集中的に、多くの英文を訳すことをお勧めします。そして、該当分野の知識がある人に添削をしてもらうと良いでしょう。他人に間違いを指摘してもらうプロセスは必須です。ぜひ、これと決めた期間に最大限の努力をして、プロとして通用する力をものにしてください。